自分の好きな物を自由気ままにまったりと書き綴っています。時には「魂の叫び」をぶつける事もあります。

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サブタイトルの「海容」は、広い心で過ちやを許す事だそうです。(作品最後のページより)

被害者家族と加害者家族、お互いそれぞれに「新しい」ができた事で、止まったままの“家族の時間”が動き始めます。


最終回は事件から6年後。

小学1年生だった息子清貴が殺され、その時思春期だった娘美帆子との確執が嘘のように平和な時間が流れている小沢家。

やがて美帆子はを目指している男性・純也との結婚の意志を告白し、の事件の話をした時純也が“殺されたや被害者家族である小沢一家はもちろん、加害少年野口裕一やその両親も皆可哀想だと人目をはばからず泣いてくれたと告げます

前回“一見被害者の母と加害者の母という全く違う立場のように見えながら、実は同じ「嘆き悲しむ母」”だと野口さつきに宛てた手紙の中で聖子が語った気持ちを純也は無意識のうちに感じ取ったのかもしれません

結婚の準備をしながら、美帆子が生まれた時は毎日フィルム1本使い切るほどのを撮りミルクを飲む量が10ミリ少なくなってもしていたのに、清貴の時にはほとんど記録も残していないほど適当になっていたと母の聖子から聞き、美帆子は自分がどれだけ愛されて育ったのかと初めて知ります

一方、自立更正のために作業所で働く息子裕一が「自分達に対する恨みや怒りは捨てていても、まだ本当の意味で生き返ってはいない。それでは自分のを本当に自覚して償う事はできない」と思いながら周囲の冷たい視線はもちろん子供からも恨まれる事を覚悟の上で、授かった第二子の出産を決意する裕一の母・野口さつき。
立ち会い出産の場で立ちすくむ父親義隆をよそに、裕一は初めて母の手を強く握り締めます

一人留守番をしている時、自分の指を力一杯握り締める・裕二の姿に裕一は初めて過去の自分が犯したの重さを痛感し慟哭します
自分のをどうすればいいのかと幼い子供のように泣き続ける我が子を母のさつきは「一生かけて謝し続けるしかない」と言い聞かせながら、しっかりと抱きしめます
いよいよ美帆子が嫁ぐ日が近づき、カメラマンの純也に“写真”を清貴の遺影と一緒に撮影してほしいと頼む両親

それを快諾した純也ので清貴の遺影と一緒にの写真を撮影する小沢一家。
聖子がようやく息子清貴の死を受け入れ、新しい日々を作って行く気持ちになれた場面で物語は完結でした

この作品、親子関係以外にも夫婦や兄関係にも深く踏み込んでいるのでコミック化を強く希望

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