自分の好きな物を自由気ままにまったりと書き綴っています。時には「魂の叫び」をぶつける事もあります。

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同じ日に放送していた「オーラの泉」スペシャルの中で貴乃花親方に江原さんや美輪さんが「家族=血のつながりではなくて、気持ちが通じ合っている関係の方が大切」だと話していましたが「フラガール」の中で登場した常磐じょうばん炭鉱の事務所にも「一山一家」のスローガンが書いてある額がかかっていたのは「炭鉱町の人達は、全員が一つの家族と同じ」という意味なのでしょう

フラガール メモリアルBOX フラガール メモリアルBOX
松雪泰子、豊川悦司 他 (2007/03/16)
ハピネット・ピクチャーズ

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戦中戦後のの工業を支え、全盛期は「黒い」と呼ばれた石炭産業の衰退する中いわき市にあった名門常磐炭鉱が昭和51年の閉山を前に炭鉱時代には厄介者扱いされていた豊富な湯量のを利用した初のテーマパーク「常磐じょうばんハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)」を誕生させるまでの過程を、実話をベースに描いた映画です

映画「フラガール」オフィシャルサイト(サイト内に公式サイト・ブログもあります

「常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)」ホームページ

「その土地の住民達が自力で地域を盛り立てる。多額のをかけて処分していたのお湯をレジャー産業に転用する」という考え方は、最近ブームの「地産地消ちさんちしょう(その土地の特色に合った特産物を、地元で消費する)」のパイオニア的な発想ですね
時代背景はや家庭のエネルギー源が、石炭から石油に転換し始めた昭和40年。

主人公の“きみちゃん”こと紀美子きみこ蒼井優ちゃん)が幼なじみで、恥ずかしいも知り尽くしている(学校でお漏らし…しかもの方をお漏らししたことまで知っている)の早苗ちゃん(徳永えりさん)に連れられてフラダンサーの募集に行く場面は、オーディションに付き添いで来た子の方がスカウトされたとかプロダクションにお姉さんが勝手に履歴書を送ったっていう芸能界によくありがちなエピソードと同じような印象しか受けなかったけど、母親代わりをするためにと一緒に夕張ゆうばりへ行かなくちゃいけなくなった早苗ちゃんの夢の分も背負って踊り始める辺りから「戦争で生き残った人達が、死んだ人達の分まで頑張る」と思って戦後のを復興させたような明確な目的意識が次第に見えて来るきみちゃんの様子は「やっぱり蒼井優あおいゆうちゃんは只者ただものじゃなかった」って再認識させられる演技でした
ハワイアンチームのインストラクターとして呼ばれて来た、平山まどか先生(松雪泰子さん)は元々本場ハワイでフラダンスやポリネシアンダンスを勉強してSKDエスケーディー(松竹歌劇団)ではをつけてスポットの中心で踊っていたスターだったけど、お母さんの借金を返済するために炭鉱の素人娘達の先生にならないといけないやりきれなさで最初のうちはに悪酔いして吐いていたりと投げやりな態度を隠さなかった
(この映画、感動させるエピソードにたびたびしもネタがからませてある辺り「夏物語」といい勝負です作品のクオリティが高くないとできませんね
もしかするとお母さんのために自分の人生が犠牲になったことの辛さを町全体が家族同様に暮らしている炭鉱の人達にぶつけていたのかもしれないし、だから解雇になった後家に帰った時うれしそうにしていた早苗ちゃんに八つ当たりしたお父さんが許せなかったのかも
早苗ちゃんとの別れから立ち直れないきみちゃんに「どんなに辛い時でも、ステージの上では笑っているのがプロ」だと厳しく言ったのはそれまで人生の辛いことを1人で乗り越えなければいけない時の手段だったのだと思うけど、ステージの開演直前に落盤事故が起こった知らせを聞いて帰る提案をした時はもう「一山一家」の一員になっていたはず
「親の死に目に帰らなかった」と責められる泣き虫の小百合ちゃん(しずちゃん@南海キャンディーズ)を「私がステージに立てと言いました」とかばうまどか先生
そんな先生の真意を見抜いた吉本部長(岸部一徳さん)は「いい女になったね」と先生にいたわりの言葉をかけます
きみちゃんのお兄さん(豊川悦司さん)は、炭鉱が廃業することには反対だけど妹の夢は応援したいという難しい立場
松雪泰子さんと豊川悦司とよかわえつしさんは完璧なルックスに恵まれていてしかもシリアスはもちろんコミカルな演技もできる貴重な存在だからもっと活躍を見たいのだけど、実力やルックスに比例して美輪明宏さんのいう「同性の嫉妬に邪魔されるターゲットにもなりやすいのでしょうね

最初はまどか先生の生き方に反発して町を出て行くように頼んだきみちゃんのお母さん(富司ふじ純子さん)も、女の子達がまどか先生の踊りに対する姿勢に動かされた時と同じようにきみちゃんが一生懸命踊る姿を見て「木枯らし位で娘達の夢をあきらめさせたくない」からって、みんなに頭を下げて頼んでリヤカーを引きながらハワイアンセンターのヤシの木を枯れさせないためのストーブを町中の家から集めて回る
ヤシの木を枯らしたくなさに、自分の子供を抱きしめるような扱いをしていたお兄さんの同僚の人もいい味出していましたね
みんなの夢を背負ったハワイアンセンターのオープニングセレモニーの日に、まどか先生の所へ押しかけて来た借金取りのヤクザ達を町の入口の橋の上でツルハシ片手に追い返してそのまま何事もなかったかのように炭鉱に向かって行くお兄さんは最高でした
トロッコに乗って坑道の中に去って行った後、一切登場しなかったのは「役目を済ませたヒーローは黙って去るべき(映画「誰にでも秘密がある スタンダード・バージョン / イ・ビョンホン、チェ・ジウ 他」のパンフレットに載っていた監督さんの言葉)」という男性の美学を表現しているのかも
本当の気配りや心遣こころづかいは相手にそれを気づかれないことらしいですが「フラガール」は実際にあったエピソードをベースにしているというだけじゃなくて、映画のストーリー同様実力のあるベテラン俳優さん達が後進を育てようとしている姿勢が垣間かいま見える所が醍醐味だいごみなのかもしれませんね



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