「ベター・ハーフ」第5話〜今回は“夫婦の誕生と終焉、そして再生”がテーマです
2006年12月14日 (木) | 編集 |
夫婦に変化して、一緒に生きて行くことの難しさを年号が昭和から平成に変わったバブル絶頂期からの10年間を背景に描く「ベター・ハーフ」

前回までのストーリーは旧ブログ「ほぼ」週刊 猫型人間のまったり日記の本・コミックカテゴリー「ベター・ハーフ(1〜4話)」にあります。

文彦は桂木君と二人きりの共同経営とはいえめでたく一国一城の主に
永遠子も育児ノイローゼを克服し、第2子を妊娠
1人娘美有も両親共に不安定な環境の中で育った事が嘘のように素直に成長
永遠子はようやく得た一家団欒に目を細めます

だけど、この2人の関係はまるでシーソーのよう
二人一緒に幸せな状態でいられる時間はいつもつかの間
今回もさっそく文彦が結婚した直後両親と「マスオさん同居」をしていた妹の夫が地元に転職する事になり、認知症の父とその世話から逃げている母との同居を切り出す文彦。

永遠子はようやく落ち着いて来た家族の生活を変えたくないと返事を保留にしますが自分が嫁いだ直後恋人と暮らし始めた母と、間もなく再婚した父の間での逃げ場のなさにも頭を抱えます
文彦と桂木君は、共同経営で立ち上げたイベント企画事務所“K&O企画”の初仕事に、子持ちバツイチで自立した大人の女としても大人気の女性ガーデナー・高村杏樹を迎えたトークショーを企画して無事軌道に乗せます

そんな中情緒不安定がたたったのか、あるの深夜永遠子は前置胎盤が原因で流産
同時に子宮も摘出することになり、急転直下悲しみの底に
この時とばかり息子と孫娘の世話に張り切る文彦の母を尻目に、永遠子にかける言葉を見つけられない文彦と、そんな文彦と向き合う事ができない永遠子を見かねた永遠子の母は恋人の死後一人暮らしをしているアパートに傷心の永遠子を引き取ります

ある夜文彦が昔取引の為に利用していた関係のホステス・ユリが開いた店で桂木君とイベント成功のをあげていると、文彦を汚れ役に利用してお払い箱にした悪のボスキャラ・村岡常務と鉢合わせ

ネチネチと嫌味を言った挙句、高村杏樹と関係を持って仕事を取ったと桂木君を侮辱した暴言の直後常務の横っ面に文彦のロケットパンチ炸裂

見送りに出たユリは「悪かったな」と詫びる文彦に「ウチの上得意なのに」とむくれては見せたものの「でもスッキリいい気味って感じあの連中には大津ちゃん(文彦のこと)の悪口言わせて貰うわ♪」と戻って行きますユリGJです

その直後桂木君から「仕事上の相手で申し訳ありませんが、高村さんと結婚を前提にした交際をしています」と告白され、出会って間もないしひと回り年上で子供もいると慌てる文彦ですが「そんなことは関係ありません。会ってすぐ“この人なら”と思いました」とひたむきな瞳で語る桂木君の堂々とした態度に文彦はつまらない事にこだわった自分を恥じ、去って行く桂木君にエールを送るとを眺めながら「永遠子のいれたが飲みたい」と思います。

母のアパートに着いた永遠子は、ここでようやく母が自分と父を置いて恋人の元に行った理由が「自分はもう、家族から必要とされなくなっていたから余命わずかな彼と一緒にいたかった」からと知ります
「今は1人でも、あの人が待っていてくれるからあっちへ行くのが楽しみなくらい」という母に永遠子は「お母さん、長生きして」と子供のように涙を流します

一方、文彦の母親1人が張り切る中で帰って来ない永遠子に美有は母親が自分達を嫌いになったのではと思い込み、赤ちゃん帰りをしてしまいます
「ママは赤ちゃんがいなくなってとても悲しんでいるんだ」と娘を慰めながらも、このままではいけないと思った文彦は母にも「父さんの世話は母さんがすべきだ。そんなに父さんに不満があったのか」と何とか家に帰そうと説得しようとするのですが、母が認知症の父の介護から逃げていたのは、かつて公私共に周囲から信頼を集めていた陽気な父が別人のようになった今の姿を見たくなかったからだと判明
でも結局夫婦は何十年一緒にいても一生「こんなはずじゃなかった」の繰り返しだと息子にアドバイスを残して夫の元に帰って行きます。

今までずっと女を武器にしてきたから、これからはどうすればいいのかがわからないと文彦と向き合うことから逃げていた永遠子。
許しあえないこと・忘れられないことがあっても、いろいろなことが変わっていく中一緒に生きて行く人の所へ帰りたい…公園のベンチにたたずみながら強く願う永遠子の前に息を切らしながら走り寄る美有と、微笑みながら見守る文彦の姿が現れた所で次回に続く



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